12の富と7つの恐怖 ナポレオン・ヒルの自己実現を読んで(2)
ナポレオン・ヒルは貧困からはなんとしても逃げ出さなくてはならないと言っている。
単に貧困から抜け出し、富を手に入れると入っても、無駄にお金を蓄えろと言っているわけではなく、心も豊かにしなければ意味がないと主張していて、特に、12の富を手に入れ、7つの恐怖から開放されることを目標にするべきだとしている。
また、人間が行動を起こすのには主に9つの基本動機が存在していて、自分も他者も理解する上で知っておくべきと書いてある。
1.積極的心構え
2.体の健康
3.調和の取れた人間関係
4.恐怖からの開放
【7つの恐怖】
①貧困の恐怖
②他人から批判される恐怖
③病気と肉体的苦痛の恐怖
④愛情を失う恐怖
⑤自由を失う恐怖
⑥老いの恐怖
⑦死の恐怖
5.目標達成への希望
6.強固な信念
7.幸運の分かち合い
8.仕事への情熱
9.心の開放
10.自己鍛錬
11.人間理解
【9つの基本動機】
①愛情
②性欲
③物欲
④自衛本能
⑤心身の自由本能
⑥自己表現よく、名誉欲
⑦死後不滅の欲求
⑧怒り
⑨恐怖
12.経済的安定
ちなみに本書には『失敗を招く54の原因』と言うものもリストアップされていて、そちらは大量なのでメモはできないけれど、どれも非常に参考になった。
つい最近仕事に対してのモチベーションが下がり、誰かに報復したい気持ちになったことがあったので、故意に不正直なことをしたり、やりかけた仕事を放り投げたりといったことをやりたい衝動にかられてしまったことがありました。
まさにこの54の原因のうちに入っていたので、この本に今めぐりあえたことが何かの抑止力になったら良いなと思いました。