シェイクスピア作品で最も残酷な作品だといわれているタイタス・アンドロニカスを読んで見た。

シェイクスピアのもっとも残虐な作品といわれているらしい。

 

あらすじだけ読むと、最後まで読める気がしないが、出来事としては残虐としか言いようのないシーンでも必要最小限のことしか書かないのはこの作品でも変わらず、嫌な気分にならずに読めた。 

 

今までにシェイクスピアの悲劇も喜劇も何冊か読んだが、その 法則は保たれていて、残虐なシーンを克明に描かれるとそのあと読む気が全くなくなるような人間でも必ず最後まで読める。

 

人間の明るい部分も暗い部分も中立的な立場で、核のみ取り出されている。

シェイクスピア作品はそういうところが好きな部分の一つだ。

 

登場人物にしても、題名こそ特定の人物で、主人公ははっきりしているものの、すべての登場人物が主役になってもおかしくないほどのフラットな扱い方をしている。 

 

舞台の脚本として書かれているっていうのもあるのかもしれないけど、普段小説ばかり読んでいると、一人称の文章にばかり頭が慣らされいているので、あたまの別の部分が使われているようですごくいい。

 

今まで読んだのは、ハムレット、オセロウ、夏の夜の夢、十二夜ロミオとジュリエット

ヴェニスの商人ソネット集、リア王マクベスジュリアス・シーザーはこれからよみたいな。どの順番で読むのがいいのだろうか・・。

 

周りにシェイクスピアのはなしってなんだかしづらい。気取ってそうにおもわれそうだし、あまり読み込めてないのがばれそうで困る。

 

けど、シェイクスピアはふつうにエンターテイメント性が高いというか大衆向けな気がするので、「あー面白かった」という感想のままにこれからも読んでいたいなと思う。

 

 

 

ハムレット (新潮文庫)

ハムレット (新潮文庫)

 
マクベス (新潮文庫)

マクベス (新潮文庫)

 
夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)

夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)

 
ヴェニスの商人 (新潮文庫)

ヴェニスの商人 (新潮文庫)

 
ロミオとジュリエット (新潮文庫)

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

 
リア王 (新潮文庫)

リア王 (新潮文庫)

 
ジュリアス・シーザー (新潮文庫)

ジュリアス・シーザー (新潮文庫)

 
オセロー (新潮文庫)

オセロー (新潮文庫)

 
十二夜 (岩波文庫)

十二夜 (岩波文庫)

 
ソネット集 (岩波文庫 赤 205-5)

ソネット集 (岩波文庫 赤 205-5)