ストレスがたまると太ってしまう理由
ずる――?とごまかしの行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダン・アリエリー,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: 文庫
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P112脳内の熟慮的思考を司る部位が占有されているとき、誘惑に負けやすくなる
何かで頭がいっぱいになっていると、誘惑に抵抗する認知的余裕がなくなって、誘惑に屈しやすくなる。
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この誘惑に抵抗する力が、繰り返し使われるうちに消耗するという現象はロイ・バウマイスターによって「自我消耗」と名付けられている。
- 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/12/07
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アマゾンプライムをオススメする理由
他の方のレビューも見たところ、オーナーズライブラリーの品揃えに不満を持っているのは私だけではないらしい。あんまりこちらは期待せず、本がレンタルできるくらいに思っていたほうがいいかも。
仕事にいきがいを見い出す方法
『自分は何のために仕事をするんだろう』という疑問。
でもそんなものは意味がないのかもしれない。
とにかく働けば、そこから、「いきがい」が生まれる可能性があるそうだ。
不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダン・アリエリー,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/03/20
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P.88
逆たかり行動
『生物は報酬を最大化し、労力を最小化するような行動を常にえらぶ』
経済学には以上のような定義があるらしい。
著者のダン・アリエリーさんはこの法則を忠実に実行できてる人間はどれだけいるんですか?という問いかけをしている。
面白かった具体例を引用すると、
P.86
(バーを押して餌を稼ぐことを覚えたネズミは)一旦 バーを押して餌を”稼ぎ”始めると、(すぐそばにただ飯を食えるコップが置いてあっても)なかなかそこには戻らなかった。
これはつまり、無条件に餌をもらうよりも、(適度な)労力をかけて、手に入れた餌のほうをネズミは好む。ネズミも餌を稼ぎ出すということに楽しみ(生きがい?)を見出すという解釈が一部の人ではされているということらしい。
その後、犬、猿、鳥etc...いろんな動物でこの実験をやったところ、ほとんどすべての動物がおなじように稼ぐことを好んだらしい。
この法則は自分に置き換えても、当てはまっているような気がしてならないし、多くの人が陥っているわなだと思う。
最初はお金・その他の利益(やせたいとか)のためにやっていたはずだけど、途中から大してもうかっていない(結果がでていない)ことに気づいてもやめられないことっていうのは結構ある気がする。手段が目的になっている人はその辺にごろごろしている。
それに大体の商売(とか会社)というのはその性質に付け込んで、やめられなくする構造を作り出している気がする。
更に、この実験の面白いオチは、ネコだけはバー押しを学んだ後も、ただ飯が食えると気づくやいなや、そちらで満腹になるまでご飯を食べたらしい。猫だけは他の動物とはちがって合理的なはんだんができるようだ。
ネコのように自由に生きたいというのはたまに聞く話で、河合隼雄先生の著作(ねこだましい【下参照】)にも、カウンセリングに来るような人たちはよくこういった発言をするという風に書かれていた。
こういったしがらみにとらわれず、常に自分の利益優先で動けるところも含めて、多くの人はネコにあこがれているのかなと考えさせられるエピソードだった。
- 作者: ダン・アリエリー,Dan Ariely,櫻井祐子
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