ストレスがたまると太ってしまう理由

私たちはストレスの多い日ほど、ジャンク・フードを食べてしまったり、夜遅くに甘いものをつい食べてしまったりする。
 
これは、私たちの脳の衝動的側面と合理的側面はたがいに影響し合う事から引き起こされるらしい。
 
ずる――?とごまかしの行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ずる――?とごまかしの行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

研究結果からより一般化すると、
 
P112
脳内の熟慮的思考を司る部位が占有されているとき、誘惑に負けやすくなる

 

つまり、
 
何かで頭がいっぱいになっていると、誘惑に抵抗する認知的余裕がなくなって、誘惑に屈しやすくなる。
 
ということ。
 
例えば、難しい数列を復唱し続けた人と、ただ歩いていただけのひとでは、前者のほうがフルーツよりチョコケーキを食べる傾向がみられた。
 

 

 
この誘惑に抵抗する力が、繰り返し使われるうちに消耗するという現象はロイ・バウマイスターによって「自我消耗」と名付けられている。

 
これは食べ物に限らず、自制心を必要とするすべてのタスクに当てはまる。
 
先に述べたように、帰りたいという衝動を自制し、おそくまで残業した日は、甘いものを夜中にたべたりといった代替の快楽衝動が引き起こされる。
 
元ネタを忘れてしまったのだけど、常に甘いものを食べながら、数式と向き合っていた有名な数学者で、友人の男性研究員に食べ過ぎを注意されても「食べるのをやめたら、数学ができないじゃない」と言った人がいたらしい。
 
 
 
 
 
強い自制心を必要とする数学と、長時間、真面目に向き合おうとすると、「食べる」という快楽のリミッターを外さなければならなかったのかなと、以前に読んだこのエピソードを思い出した。
 
強い自制心を必要とするなにか大仕事をやってのけるためには、時々自分を甘やかして、ちょっとした目先の誘惑に負けてみるというのも大切で、案外、日頃の自分へのご褒美というのはデキる人への第一歩なのかもと思った。
  
ずる―嘘とごまかしの行動経済学

ずる―嘘とごまかしの行動経済学

  • 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,櫻井祐子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 19回
  • この商品を含むブログ (12件) を見る
 

 

アマゾンプライムをオススメする理由

Amazon primeというのは、年額3900円、月325円で、AmazonVIDEOとAmazonMUSICが利用でき、さらにKindleを持っていれば月一冊オーナーズライブラリーの中から本を無料で読むことができるサービス。
 

Amazonプライム

 
あとは、注文した商品がその日のうちに届いたりする。(これはまったく期待してなかったけど、あまりに速く、欲しいものがすぐ届くというのは予想外に嬉しいものだった)
 
現在、無料会員で体験中(オーナーズライブラリー・AmazonVIDEO・AmazonMUSIC)だけど、なかなか良かったので、契約更新しようと思っている私がメモっておきたいことをまとめてみた。
 
Kindleをこれから購入する人は、prime1年分相当のポイントがもらえるらしく、実質ただで利用できる。
 

 
残念ながら、すでにKindle購入済みのため、自費で入会することにし、1か月無料体験に申し込んでみた。
 
まずは、1番期待してた、オーナーズライブラリーで欲しい本を探してみた。Kindleのホームの下の方に月一冊無料という項目があるので、そこから検索して購入してみたところ、なぜかお金を支払ったことになっている…。電話して聞いたところ、購入画面で一冊無料のボタンがある本しか買えないらしい。私は事情を電話で説明して、購入取り消してもらった。オーナーズライブラリーから条件検索しても無料本以外が表示されるのはわかりにくいと思う。
 
また、一冊無料で読んだ本は一か月おきに別の本が借りられるようになっているが、その時にはその前に借りた本のデータは消えてしまうらしい。そのまま読み続けたいときは、新しい本は借りずにする必要があるとのこと。
 
改めて、一冊無料、primeボタンが付いている本を探したところ、煽り文句の自己啓発本やそもそも値段の安い自費出版らしき本しか候補に上がってこなかった。
 
私は既にもっているけれど、古典的な自己啓発本があってよさそうでした。
 
完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

 

 他の方のレビューも見たところ、オーナーズライブラリーの品揃えに不満を持っているのは私だけではないらしい。あんまりこちらは期待せず、本がレンタルできるくらいに思っていたほうがいいかも。

 
次にAmazonVIDEOをチェックしてみた。こちらは結構新しいものもたくさんあって、私はまず、白雪姫を見てみた。
 
最近はやりの、お姫様の方がむしろ強くて頑張る系の話で既視感はあったけど、コメディぽいところもあり、ミュージカル風なところもあり、かつ衣装や舞台が斬新で結構面白かった。
 
 
 
 

 
映画を見る人はこれだけでもモトがとれそう。
 
次に、AmazonMUSIC。
 
これはあんまり期待してなかったのだけど、思っていたよりもすごくよかった。 
プレイリストが元々入っているんだけど、仕事がはかどるジャズ、大掃除のためのジャズ、などなど。
 
誰かが自分のために作ったような題名のプレイリストが幾つか並んでいて、1つのプレイリストにほぼバラバラのアーティストの楽曲がまとまっているので、知らない自分好みの曲に出会える確率がかなり高かった。
 
LMFAOやレディーガガ、ケイティーペリーなど、有名な楽曲がたくさん入っていて、ダウンロードもワンクリックなので、youtubeで聞いていたのが、オフラインでまとめて聞けるようになって便利だった。オンラインでも再生速度でイライラさせられることはほとんどなくて、今のところ良いサービスだなーという感じ。
 
Party Rock Anthem (feat. Lauren Bennett & GoonRock)

Party Rock Anthem (feat. Lauren Bennett & GoonRock)

  • LMFAO
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

California Gurls (feat. Snoop Dogg)

California Gurls (feat. Snoop Dogg)

  • ケイティ・ペリー
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

Poker Face

Poker Face

  • レディー・ガガ
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

Problem (feat. Iggy Azalea)

Problem (feat. Iggy Azalea)

  • アリアナ・グランデ
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

音楽を聞くのに必要なお金というのは限りなく無料に近づいてしまっている時代なだけに、ネット上で聞ける音楽にお金を払うのは微妙かなと思っていたけれど、新しい音楽を自力で探す労力と時間を短縮するためにコンシェルジュのようなものに月数百円を投資するというのはありかなと思った。もちろん今後、新しい発見がどの程度あるかによって、継続を決めようかなと思う。
 
以上3つのサービスが範囲内で受けれるので、お得な予感がしたので、今のところ契約更新しようかなーと思っています。
 
今まで映画と音楽と本に別々にお金をかけていたので、300円ちょっとでこれが賄える、サービス内でなんとか見つけようと努力するようになると、かなりの節約になりそう。
 

Amazonプライム

仕事にいきがいを見い出す方法

 

『自分は何のために仕事をするんだろう』という疑問。

でもそんなものは意味がないのかもしれない。

とにかく働けば、そこから、「いきがい」が生まれる可能性があるそうだ。

 

不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

 

 

P.88

 逆たかり行動

『生物は報酬を最大化し、労力を最小化するような行動を常にえらぶ』

 

 経済学には以上のような定義があるらしい。

著者のダン・アリエリーさんはこの法則を忠実に実行できてる人間はどれだけいるんですか?という問いかけをしている。

 

 面白かった具体例を引用すると、

 

P.86

(バーを押して餌を稼ぐことを覚えたネズミは)一旦 バーを押して餌を”稼ぎ”始めると、(すぐそばにただ飯を食えるコップが置いてあっても)なかなかそこには戻らなかった。

 

 これはつまり、無条件に餌をもらうよりも、(適度な)労力をかけて、手に入れた餌のほうをネズミは好む。ネズミも餌を稼ぎ出すということに楽しみ(生きがい?)を見出すという解釈が一部の人ではされているということらしい。

 

その後、犬、猿、鳥etc...いろんな動物でこの実験をやったところ、ほとんどすべての動物がおなじように稼ぐことを好んだらしい。

 

この法則は自分に置き換えても、当てはまっているような気がしてならないし、多くの人が陥っているわなだと思う。

 

最初はお金・その他の利益(やせたいとか)のためにやっていたはずだけど、途中から大してもうかっていない(結果がでていない)ことに気づいてもやめられないことっていうのは結構ある気がする。手段が目的になっている人はその辺にごろごろしている。

 

それに大体の商売(とか会社)というのはその性質に付け込んで、やめられなくする構造を作り出している気がする。

 

 

 

更に、この実験の面白いオチは、ネコだけはバー押しを学んだ後も、ただ飯が食えると気づくやいなや、そちらで満腹になるまでご飯を食べたらしい。猫だけは他の動物とはちがって合理的なはんだんができるようだ。

 

ネコのように自由に生きたいというのはたまに聞く話で、河合隼雄先生の著作(ねこだましい【下参照】)にも、カウンセリングに来るような人たちはよくこういった発言をするという風に書かれていた。

 

こういったしがらみにとらわれず、常に自分の利益優先で動けるところも含めて、多くの人はネコにあこがれているのかなと考えさせられるエピソードだった。

 

不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」

不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」

 

 

猫だましい

猫だましい