ドラゴン桜2 東大合格第一条「己を知る」

ドラゴン桜2 10限目の東大合格第一条「己を知る」をご紹介したいと思います。 10話目では、高校2年生の東大志望の2人にセンター試験の模擬テストをうけさせます。 センター試験がいかに優れたテストであるかについてと、センター試験で何点取れるかわかれば今の学力を測定できると桜木先生は説明します。 その時、そのうちの1人の生徒が、 今の学力を知ることが怖いと言いますが、桜木先生は 今の学力を知らずして対策が立てられるか! 自分の力を知ろうとしないやつに東大合格はない! と一喝します。 自分の力を客観的に数値化して把握する、そんな人間が目標を達成すると説明します。 その後、センター試験とまったく同じ時間配分で、テストを受けます。 その際に2人は時間が足りないことや、全然解けないことに対する挫折を経験します。 さらに、16限目の「自分と向き合う」では、実際にセンター試験の結果をどうやって可視化するのかが描かれておます。 その名も受験マトリクスです。 縦軸に得意か苦手か、横軸にできたかできなかったかで、4マスに区切り、センター試験の結果を付箋にして貼り付けます。 たとえば、二次関数が得意でできたのならば、付箋に二次関数と書いて、左上に貼り付けます。 そうして、マトリクスを完成させて、受験本番までに、すべての項目が左上に集まるように、勉強を進めるそうです。 付箋の位置を張り替えたら、スマホで写真を撮り、記録し続けます。 桜木先生はこうした可視化の大切さについて、

自分の力を自分で確かめる
これはとても怖くてできれば避けたい
しかしここで逃げていては大きな成果は得られない
まずは勇気を出して自分と向き合う
ダメな部分も自分で認める
受け入れて克服する
弱さを知り、強さに変える
受験に勝つとはこういうことだ

と説明します。 わたしがドラゴン桜2を読んでいて思うのは、可視化することの大切さをただ示すのではなく、この可視化に対する恐怖心の克服の大切さを強調してくれるところです。 こうすれば、成績上がるよと言われても、そこに恐怖心に対する寄り添う姿勢がなくては、無意識に聞き流してしまい、一向に改善されないと思うからです。 筆者は、よく恐怖心から現実逃避してしまうタイプなので、このアドバイスは刺さりました。 残念ながら、大人になるとセンター試験のように自分の実力を数値化したりできる指標が少なくなってきますが、まず実力を把握しようとする作業を行うことはいろんなものに応用できそうな気がします。 筆者は、手始めに、TOEICの点数アップや、仕事のスキルアップにこの手法を使ってみようかなと思っています。 今回紹介した自分と向き合うは、ドラゴン桜2の三巻に収録されています。 ぜひぜひ読んでみてください。