母乳を飲ませると、赤ちゃんが夜眠りやすくなる理由

夜搾乳した母乳には、昼搾乳した母乳にはあまり含まれないメラトニンという睡眠を促進する物質が含まれています。 メラトニンは、人間をはじめとする動物たちが夜眠りやすくなるためのホルモンです。 しかし、このメラトニンですが、お母さんの寝る時間やトータルの睡眠時間によって分泌量が変化するそうです。 よく寝ているお母さんはメラトニンの量が増え、夜更かしをするお母さんはメラトニンの量が減るそうです。

 

夜間の授乳で睡眠がとれない状態が続きますが、その状態で無理に授乳しても、メラトニン不足で赤ちゃんもうまく眠れないという悪循環になる可能性もあります。

 

母乳よりも粉ミルクを飲んだ赤ちゃんのほうがよく眠るという実験結果もあるようなので、寝不足のときには程よく粉ミルクを与えて、お母さんの睡眠を確保することが、赤ちゃんの睡眠不足解消に役立つかもしれません。

 

 

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授乳期は、赤ちゃんを優先させてしまいがちですが、お母さんの母乳のメラトニンの量を増やし、赤ちゃんにぐっすり寝てもらうためにも、夜更かしせずによく眠ることが大切だと考えられます。 夜泣きで困っているお母さんは、夜寝る前に与える母乳の量や質に気をつけてみるのも1つの手段となりそうです。