UFOが釧路に降りる
村上春樹さんの小説を読むようになってから、登場人物にリアリティがなくて、ストーリーの構成上や登場人物の特徴や良さや悪さを引き立てるために無理やり配置したような不自然さが抜け切れてない小説は気持ち悪くて読めなくなってしまった。
当たり前のことを、当たり前にしていて、純粋に悪人でもなければ善人でもなく、いろんな共通感覚を持った人間として描かれているのが、素晴らしいと思う。
例えば、神々の子供はみな踊る
という短編集にはいっている「UFOが釧路に降りる」という作品。
P.26
『上半身が固定されて、腰から下だけが機械みたいに滑らかに大きく動いていた。彼女のそんな歩き方を見ていると、過去の何らかの光景がでたらめに唐突に挿入されたような妙な感覚があった。』
特に物語に大きく関わるわけでもないけれど、誰もが経験する錯覚のようなものを主人公の視点で、描いているところ。こういう短いエピソードの積み重ねが主人公に対して、親近感を抱かせたり、その人が本当に存在するかのような物語への没入を生み出しているような気がする。
神の子供はみな踊るは、新興宗教や天災など、重いテーマを扱っているし、『かえるくん、東京を救う』はかなり非現実的な、小説だったりするんだけど、物語にでてくる登場人物を丁寧に描いているので世界に入り込めるのかなと思う。
自閉症とサイキックは究極の男脳と女脳なのか? 〜サイモンバロンコーエンの著作を読んで〜
EQ 感情的知能
SQ システム思考的知能
というものがある。
これらの知能はどちらも高い人というのはなかなかおらず、一般的にはトレードオフの関係にあるらしい。
たとえば、SQが高い人は数学の問題を解くのが得意だけど、現代文の物語文を読んでも登場人物の心情を察するのが苦手だったりする。
その逆も多い。
サイモンバロンコーエン先生によると、これらの知能のどちらに比重を置いているかの傾向には男女差が存在するらしい。
一般的に、男性がSQが高く、女性がEQが高い。(ただし文化・国による違いあり)つまり、最初の数学が得意というか好きなタイプは男に多い。
ただ、これは分布の形の問題であって、最も優れた女性数学者が最も優れた男性数学者に劣るというような主張ではないので、この主張を根拠に、ある個人を指して、「あなたは女性だから、数学者として一流にはなれない」などというのは間違っている。ただ全体的にどうもそういう割合になっているらしい。
おそらくは、男性ホルモンにどのくらいさらされたかが鍵になっているらしいけれど、沢山さらされればいいというような単純なメカニズムだとも言えないらしく、いまだによくわかってないらしい。(男性ではテストステロンという男性ホルモンが中程度の群が1番SQが高くなるらしい)
この知能が極端に偏った人間というのは探せばいるわけで、それはサイモンバロンコーエン先生によると、究極の男脳は自閉症で、究極の女脳はサイキックか占い師なのではないかと記されている。
確かに、自閉症というのは私たちがコミュニケーションと呼んでいるものが苦手だったり、相手の心を読むのが苦手だと言われている。しかし、ある種のシステムの理解には並外れた能力を発揮したりすることが報告されている。たとえば、暦の法則を理解して、何年も先の曜日を言えたりといったもの。
一方で、サイキック・占い師といった職についている人たちは、本人を見ただけで、考えていることがわかってしまったりする。普通の人から明らかに逸脱しているから、奇妙な感じがする。
けれど、私たちも表情からその人の考えてることがなんとなくわかったりする。結局誰もが持ってる能力が極端になっているだけなのだろうという考え方らしい。
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うつ病に効果のある安全なハーブだと言われているセイヨウオトギリソウ
セイヨウオトギリソウというハーブがあり、それがうつ病の治療に使われるSSRIという薬の効果と変わらないかもしれないという論文があるらしい。
別名はセント・ジョーンズ・ワートとも言うらしい。
日本では、サプリメントや食品扱いなので簡単に手に入る。
論文によれば安全性も高いということだけど、海外では医薬品として使われているらしいので、注意は必要だと思う。
セントジョーンズワートティー 50gSJW:西洋オトギリソウ:セイヨウオトギリソウ:セントジョンズワート茶
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[生活の木]有機セントジョンズワートオイル[浸出油] 25ml(セントジョーンズワート/セイヨウオトギリソウ/西洋弟切草)
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誰も知らないサプリメントの真実 [ 高田明和 ]
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