おとなもこどもも楽しめる上野動物園の魅力

かの有名な上野動物園に行ってきました。   最近の上野動物園の見どころや穴場になっている珍しい動物たちの展示、お土産などについてお伝えしたいと思います。   意外と都内に住んでいると、有名すぎる場所は、つい「また今度」となってしまいがちです。   上野動物園もそんな場所の一つで、私もなかなか足を運べていなかったのですが、やっと行ってきました。    

大人も楽しめる

  動物園=子供の遊び場 であり、極端に暑い日や寒い日は敬遠してしまうというのも、なかなか大人が動物園に行かない理由の一つかもしれません。   上野にはほかにも美術館・博物館など室内でも楽しめるものがたくさんあるからです。   ですが、久々に、外で何時間も歩いたり、友人としゃべったりすると、こどものころを思い出し、思いがけず気分が高揚しました。   村上春樹の小説のカンガルー日和は大人が動物園にいってカンガルーの子供を見に行く話なのですが、まさにそんな気分でした。   天気も見事な晴れでまさに小説のような感じで、動物園日和といった雰囲気でした。   やはり、動物園は晴れの日に行くのがいいです。  

 カンガルー日和 (講談社文庫)

 

入園料・料金が安い

  一緒に出掛けた友人は入園料・料金の安さに驚いていました。   大人でも600円なので、全部見れなくてもふらっと立ち寄るくらいでも600円ならそんなに損した気にならない価格設定だなと思いました。   中学生は200円、65歳以上は300円だそうなので、家族3世代で行っても、合わせて1100円で一人分の映画代より安く、一日中楽しめると考えると、週末の家族サービスには最高のコスパかもしれないなと思いました。  

パンダの周りはやっぱり大混雑

  上野動物園といえばパンダですが、パンダは人だかりがすごくて、なかなかゆっくりと見れませんでした。   ちらっと見るだけでも、その可愛さは十分伝わっては来るのですが、混雑状況のせいで少し、残念な気持ちになるのは否めません。   上野動物園に入場したら、まず、パンダをみる時間帯を中心に一日のスケジュールを立てていくのがいいかもしれません。   私はそこまでパンダに入れ込んではなかったので、「まあこれくらい見れればいいか」とあきらめもつきましたが、はるばる上野動物園に来た子供たちには少し物足りなく感じるかもしれません。   写

最近話題のマヌルネコがいる

    ほかの見どころとしては、表情が豊かすぎるネコとして話題になった珍しい動物・マヌルネコがいました。   パンダと比較して全然目立たず、まったく混雑していなかったので、じっくりとみることができました。   マヌルネコときいて、ピンとくる人はまだそんなに多くないのかもしれません。   隣のカップルは、女性は「マヌルネコがいる!」と写真を大量にとっていましたが、男性のほうは関心がなさそうにしていたのが、印象的でした。   残念ながら、上野動物園マヌルネコは、なんだか退屈そうにぼうっとしていて、ネットに出回っているような変顔は見ることができず。   珍しい動物だから仕方がないかもしれませんが、一頭で飼育されていて、本当に退屈だったのかもしれないです。   事前にマヌルネコのネット記事など見てから行くと、ネタになってよいかもしれません。  

屋内展示は目立たないけど結構面白い

  動物園と言えば、屋外にあって、檻の中にいる大型動物を見る…というのが一般的イメージ泣きもします。   ですが、上野動物園は屋内展示も充実していて、爬虫類や夜行性の珍しい動物たちを見ることができます。   しかもこちらはまったくと言っていいほど混雑していないし、暑さや寒さもしのげます。   檻ではなく、ガラスで仕切られているので、視界を遮られることなく、動物たちを観察できます。   こうもりも暗い展示室の中で見ることができます。   ちょうど照明で昼夜逆転させていて、暗闇を元気に飛び回っていました。   夕方になると、電気が切り替わり、明るくなるのですが、明るくなったとたん、さっと隠れて眠りにつくところがちょうど見れて面白かったです。   葉っぱの陰から少しのぞいている顔が意外とかわいかったです。      変わった南国のカエルが何匹も展示されていたり…     ガラスを隔てた向こう側に、とんでもなく大きいわにがいて、そのすぐ手前に小さい女の子が一生懸命見ていました。   ガラスがあるから何の問題もないのですが、「このワニなら一口で…」と思わず考えてしまい、少しハラハラする光景でした。  

もちろん屋外にもたくさんの動物たちが

  定番のペンギンや大型獣ももちろんいました。   ほかにも大きな蓮の花が咲いた池など、癒される景色が広がっていました。   お土産も、予想外にとてもかわいいお土産が置いてあって、財布のひもが緩みかけました。   昔はデザインの派手なパンダのクッキーとかお菓子・キーホルダーばかりだったような気がしますが、今はそんなこともなく、お土産も充実していました。   特にこちらの動物のキーホルダーにもなるミニポーチがとてもかわいくて、思わず写真を撮ってしまいました。     久々に行った上野動物園は子供にも大人にも楽しめるおすすめスポットでした。   忙しくて動物園に行けない人、動物園に興味がない人にもおすすめの短編集です。   子供のころのように純粋に動物を見るだけで楽しいなんて気持ちにはなれませんが、大人になってからの動物園はまた違った楽しみ方ができました。  

 カンガルー日和 (講談社文庫)